op200
「ブラームスの辞書」opus200を本日、ドイツ国立図書館に向けて発送した。
照会に対する回答が来ないままだが思い切って送ることにした。実際に送る著書に付する通し番号を何番にするか思案した結果、200に決定した。「これぞ」という番号が既に出払ってしまっているのでキリ番の中で唯一残った200を選んだ。
斎戒沐浴したいくらいな気持ちを込めて丁寧に梱包した。想像するに娘を嫁にやるような気持ちなのだと思う。
一方私の著書がどうして目にとまったのか謎のままだ。ドイツ国立図書館の収集活動における執念のようなものを感じる。担当者一人一人にとってみれば日常のルーチン業務の一環なのかもしれないが、バックには確固たる組織的な意図を感じる。時差にして8時間を隔てる極東の島国の、一素人の自費出版の著作を入手したいと欲し、現実に出版社に依頼状を送ってしまうという行動力には心底感服する。嬉しいという気持ちを霞ませる程感心している。この話あちこちから「おめでとう」と声をかけられるが、ホントに凄いのはドイツ国立図書館の姿勢だと思う。
仮にパリ国立図書館でも、英国王立図書館でも請われれば舞い上がって送ってしまうに決まっているが、他ならぬドイツだということが喜びをいっそう深い物にしている。
この気持ちは間違いなくブログ運営の力になる。
あちらに届くのは約一週間後だ。頼むぞ opus200。
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