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2008年7月 7日 (月)

指揮者マーラー

本日はグスタフ・マーラーの誕生日だ。1860年7月7日の生まれである。現在では押しも押されもせぬ交響曲作曲家として君臨しているが、当初は指揮者として台頭した。晩年のブラームスと気鋭の作曲家マーラーとのやりとりは有名である。

そうしたやりとりは後世の愛好家にとって興味深いので、多く語られているうちに尾ひれが付いてしまう可能性も低くない。一方で指揮者マーラーが取り上げたブラームスの作品は、尾ひれの付きようがない現実である。

ハンブルグ時代<1891年~>ハンブルグは申すまでもなくブラームスの故郷だ。若い頃ハンブルグでのポストを渇望したブラームスだったが、なかなか思うに任せず、一時はわだかまりもあったらしいが、1889年ブラームスはハンブルグの名誉市民に列せられてそれも解消したと見るべきだろう。マーラーが就任したのはハンブルグ市立劇場の音楽監督だ。ブラームス存命中であることが注意を惹く。ハンブルグでマーラーが取り上げたブラームス作品は以下の通りである。

  • 1894/11/19 交響曲第3番
  • 1895/02/18 ピアノ協奏曲第1番 ソリストは誰だろう。

ウイーン時代<1898年~>1897年に没したブラームスと入れ替わるようなタイミングで、マーラーはウイーンフィルの指揮者となる。

  • 1898/12/04 交響曲第2番
  • 1899/12/03 交響曲第3番
  • 1899/12/17 ヴァイオリン協奏曲 ソリストが知りたい。
  • 1900/04/01 ハイドンの主題による変奏曲

ニューヨーク時代<1904年~>ニューヨークフィルの指揮者に就任する。

  • 1909/11/25  交響曲第3番
  • 1909/11/26 交響曲第3番
  • 1910/01/26 交響曲第3番
  • 1910/01/28 交響曲第3番
  • 1910/03/10 ヴァイオリン協奏曲 ソリストは誰だ。
  • 1910/03/11 ヴァイオリン協奏曲
  • 1910/03/27  フィンガルの歌op17-4
  • 1910/11/15 交響曲第1番
  • 1910/11/18 交響曲第1番
  • 1910/11/20 交響曲第1番

以上だ。彼は1911年5月18日に没するから、人生最後の秋にブラームスの第一交響曲を初めて取り上げたことになる。本日はマーラーが演奏で取り上げたブラームス作品だけを列挙したから、全体に占めるブラームスの割合は伝わらない。彼のレパートリー全体から見るとブラームスはけして中心とはいえない。

それにしても作品17-4とは渋過ぎる。

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