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2008年7月10日 (木)

ヴィブラート

弦楽器奏法の技術書では言及されぬことのない奏法。過度のヴィブラートは慎む等の表現が踊ることも多いが、現代ヴァイオリン奏法に無くてはならないテクニックだと思われる。「指先のヴィブラート」「手首のヴィブラート」「肘のヴィブラート」等の分類があるとされており、名人ほど自在に使いこなす。表現に潤いと幅を与えるとされている。

ピアノでは用いられないものの、弦楽器の奏者にとっては必須のテクだということが解るが、実は疑問がある。楽譜の上には「ヴィブラートをかけろ」あるいは「ヴィブラートをかけるな」の指示は一切現れない。少なくともブラームスの楽譜上にはない。だから「ブラームスの辞書」に収録されていない。

昨今クラシック音楽界では「楽譜に忠実なこと」が尊ばれる。コンクールでは特にその傾向が増す。マラドーナ国際コンクールでのだめはペトルーシュカに即興で自作のフレーズを挟んだために選外となる。その即興がどれだけ魅力的でも論外だそうだ。ピアノで言えばペダルの踏みはずし、弦楽器で言えば弓の上げ下ろしまで楽譜に忠実を求められているのにヴィブラートだけが完全に自分の判断というのは怖いものがある。

楽譜に記されていないヴィブラートを演奏者の判断でかけることは御法度になっていないばかりかセンスのいいヴィブラートをかけることはプラスの評価につながるのだ。楽譜にないポルタメントが失笑のきっかけになることが多いのと対照的だ。

バッハの時代にはヴィブラートをかけないのが当たり前だったから楽譜には書かれていない。ブラームスの時代はかけるのが当たり前だから楽譜には書かれていないと考えていいのか判然としない。

ヴィブラートの特別扱いがどうも気にかかる。この先ヴィブラートがポルタメント同様に廃れてしまい、かけないことが当たり前の時代がやってくるのか興味は尽きない。

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