妹が生まれる
次女の誕生を控えた13年前の夏の我が家の日常だ。
大きなおなかを抱えての定期検診は一家総出だった。長男、長女を連れて出かけた。1歳半の長女はともかく3歳の長男にはあかちゃんが生まれるということがなんとなく判っていた。7月のある日、検診のために産科医院を訪れるや否や、長男はとことこと受付に直行し「すいませ~ん。うちのあかちゃんまだですか」と狭い待合い室中に響く声でお姉さんに尋ねた。
待合室に笑いがこぼれた。長男自身は何故笑われたか判っておらず得意顔だった。長男にとっては初めての妹だ。物心ついたときには、つきまとっていた長女を年下とは思っていないのだ。長男が初めて味わうお兄様気分だったのだ。だから長男の次女思いは、今も続いている。
我が家はこうして次女の誕生を待った。
あと1月もすればブログ「ブラームスの辞書」が本になる。先行する「ブラームスの辞書」の宣伝媒体にと立ち上げたブログが、時を経て形になる。
妹が生まれるようなものだ。
<魔女見習い様
早いものでその子がもう13です。
投稿: アルトのパパ | 2008年7月23日 (水) 05時21分
ほほえましいエピソード♪
あたたかなご一家の様子が伝わってきます。
この夏の "お子様" のお誕生も楽しみですね。
投稿: 魔女見習い | 2008年7月22日 (火) 23時23分