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2008年8月25日 (月)

蓄積の賜物

ブラームス最後の作品、それは「オルガンのための11のコラール前奏曲」op122である。伝記によればクララ・シューマンの死後イシュルで作曲されたとある。これら一連のコラール前奏曲は定旋律と呼ばれる古くから伝わる賛美歌をベースに装飾を施したものである。つまりコラール前奏曲の作曲を決意するということは、つまり曲をつけたい賛美歌、定旋律を選ぶことから始まると申して良い。

我が家にある楽譜にはその11曲全てについて元の定旋律の出所が載っている。

8番の至宝「1輪のバラが咲いて」のハーモニーはミカエル・プレトリウスが施したものだ。この人は6月3日の記事「狩の獲物たち」の中に出てきた。リストの11番目にいる。

9番と10番は同じリストの10番目に現われるハンス・レオ・ハスラーだ。

最後のコラール集を作曲する際、ブラームスは若い頃収集したバロック初期の作品群を当たったのだ。バッハを100年も遡る時期の作品がいつでも取り出し閲覧可能な状況に整理されていたと見るべきだ。

先輩作曲家の「禁則違反」でさえきれいにリスト化されていたくらいだから、いずれ作曲の素材になるような作品は、いつでも取り出しが可能だったに違いない。

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