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2008年8月24日 (日)

ポジション番号

大学入学と同時にヴィオラを始めた私のデビュー演奏会はブラームスの第2交響曲だった。当時のパート譜はすさまじかった。全ての音符の上に指番号がふってあった。

  1. 人差し指
  2. 中指
  3. 薬指
  4. 小指

チェロはごく希に親指を使うこともあるが、ヴィオラはこの4本だ。これらの番号が指番号と言うわけだ。このほかにポジションの変わり目には線が引かれていた。口の悪い先輩からは乱数表とまで言われていたものだ。

次女のトロンボーンの楽譜を見て驚いた。全部の音符ではないが、数字が書いてある。これは何かと尋ねると「ポジション番号」と即答された。トロンボーンのスライドの位置を決定する右腕の延ばし具合のことだ。1から7までの7通りあるという。1ポジションがもっとも手前で、腕はたたまれる。7ポジションはもっとも腕を伸ばした位置で、体格によっては届きにくいらしい。同じポジションでも唇の調整で別の音を出すこともある。

快速なテンポで流れる曲においても、楽譜を見てとっさにポジションを察知しなければならないから、ポジション番号が書き込まれることになる。

断っておくが、次女のヴァイオリンの楽譜には指番号なんぞ書いていない。バッハのコンチェルトでさえ皆無だ。書き込みは多いが指番号は不要なのだ。

トロンボーンの楽譜に書かれた数字は全て次女の筆跡だ。自ら必要性を感じて書き込んだことは明らかだ。普段は寡黙な次女の気迫が伝わってくる。

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