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2008年9月20日 (土)

地名リスト【カ行】

  1. カールスガッセ Karlsgasse ウイーンの住居。楽友協会至近の一等地。
  2. カールスバート Karlsbad カールスルーエの南東約10km。空しい鉱泉療法がほどこされた街。一方現チェコ領カルロヴィ・ヴァリのドイツ語名もカールス・バードだ。病篤きブラームスが訪れるなら、ウィーンとの距離から見てこちらかもしれない。
  3. カールスルーエ Karlsruhe 第一交響曲初演の栄光。
  4. カーレンベルク Karlenberg 1887年春フェリンガーとの遠足先。ウイーン北西郊外の小高い山。
  5. カイトゥム Keitum デンマークとの国境近く、ユトランド半島付け根西側にヒョロリとT字を横倒しにしたように突き出た砂州状の半島シルト島の中央部にある。唯一の作曲の弟子グスタフ・イエンナーの出身地だ。
  6. カイロ Cairo エジプトの首都だ。1894年2月12日ここで友人で指揮者のハンス・フォン・ビューローがこの世を去った。
  7. ガシュタイン BadGastein オーストリアの保養地。ザルツブルクの南約80km。クララ一家が1878年夏を過ごした。
  8. ガストホーフ スペル不詳。オーストリアの保養地ミュルツシュラークの小地名だと思われるが、地名でない可能性もある。手品の興行を見物に出かけたようだ。
  9. カターニア Catania シシリア島東海岸の街。イタリア旅行で訪れた。
  10. カデナッピア スペル不明。マイニンゲン侯の別荘がある場所。客人としてブラームスが滞在した。イタリアか。
  11. カラカス Caracas 南米ベネズエラ・ボリバル共和国の首都。弟フリッツが一時滞在。
  12. カラブリア Calabria イタリア半島南端の地方の名。この地方の民謡にいくつか曲をつけている。
  13. ガリツィア Galizien 現在のウクライナ南西部を指す。ホイベルガーとの時事ネタの中に現われる。
  14. カルステンバッハ スペル不詳。ザルツブルクからシュタイナハ・イルトニングを結ぶザルツカンマーグート線の小さな駅。ここでホイベルガーはブラームスに医者にかかるよう薦める。1896年7月7日のことだ。
  15. カルテンロイトゲーベン Kartenleutgeben ウィーン市街から南西に15km。ホイベルガーとのハイキングで立ち寄った。
  16. カンダーシュテーク Kandersteg スイス・トゥーンの真南約40km。1887年夏のヴィトマン一家の保養地。ここにブラームスを招待して密かに肖像画を書かせる計略が失敗した記述にのみ現われる。
  17. キール Kiel ユトランド半島付け根東側にある港町。時々演奏会で立ち寄った。
  18. キプロス Cyprus トルコの南にある島国。1887年夏イタリア旅行からの帰還が遅れているヴィトマンについて、その夫人に「キプロスに行ったきり」とふざけて報告している。イタリアからの戻りが遅いことを、はるか東地中海のキプロスくんだりまで行っているからというニュアンスだと思われる。
  19. キュシュナハト Kusnacht スイス。チューリヒの南東5km。チューリヒ湖畔の街。1874年の夏を過ごすブラームスの様子がフェルディナンド・ポールの手紙で生き生きと伝えられている。
  20. ギンメルヴァルト Gimmelwald スイス・ミューレンからラウターブルンネンに下る途中のどこかだと思われる。ヴィトマンとブラームスはあまりの絶景に言葉を失う。
  21. グッビオ Gubbio イタリア旅行で訪れた。ペルージャの東隣。
  22. グムンデン Gmunden イシュルの北西20km。リンツの南西約40km。トラウン湖畔の街。ハンスリック生誕70年を祝った。
  23. クラーゲンフルト Klagenfurt オーストリア。ペルチャハのあるケルンテン州の州都。何度か演奏会で立ち寄る。
  24. グラーツ Graz オーストリア。ウイーンの南西約130kmの位置。1882年10月31日親友のベートーヴェン研究家、グスタフ・ノッテボームの臨終に立ち会う。葬儀費用を全額負担した。ノッテボームの遺品の膨大な古楽譜を相続した。
  25. グラートヴァイン Gratwein オーストリア・グラーツの北西10km。1873年4月ここにブラームスが夏用の別荘を借りたとホイベルガーが証言している。
  26. グラーフェンベルク スペルはおそらくGrafenberg.。1853年秋アルバート・ディートリヒがブラームスと遠出したと証言する。この話はブラームスのシューマン邸宅訪問直後のことだから、デュッセルドルフを起点に考えるのが自然だ。ニュルンベルクの南50kmにこの地名を見つけたが、デュッセルドルフから500km近く離れている。遠出とは言え本当にここなのか心配だ。
  27. グラーベン通り Graben ウィーン中心部シュテファン広場から北西に伸びる大通り。カール・ゴルトマルクがブラームスとの初対面を回想する中に現われる。
  28. グライヒェンブルク スペル位置不明。肺を病んだノッテボームの療養先。
  29. グラスゴー Glasgow 1878年ハンス・フォン・ビューローが第1交響曲を演奏。恐らくスコットランド初演だ。
  30. クラムパス スペル不詳。1876年7月の夏をブラームスとともにリューゲン島で過ごすヘンシェルの記述に現われるからリューゲン島内と思われるが20万分の1の地図では見当たらない。
  31. クリークバッハ スペル位置不詳。クリークラーハとの混同が起きている可能性大。
  32. クリークラーハ Kriglach オーストリア・ミュルツシュラークの南西10km。この地の詩人ローゼッカーの別荘を訪問した。1885年8月30日のことだ。
  33. グリンデルヴァルト Glindelwald スイス。1886年夏トゥーン滞在中にヴィトマンとハイキングに訪れた。氷河が有名。アルゴスの大冒険の起点。
  34. グルンドル湖 Grundlsee アルタウス湖の東約10km。アルタウス湖畔のワーグナー博士の家からの朝の散歩の目的地。1882年8月21日の朝だ。直線距離でこそ10kmだが、実際にはアップダウンもあり朝の散歩というにはいささか長距離だ。
  35. クレーフェルト Krefeld デュイスブルク南西15km。フォンデアライエンの本拠地。何よりも50歳のブラームスがここでヘルミーネ・シュピースと知り合った。
  36. クレモナ Cremona イタリア旅行で訪れた。ヴァイオリンの産地。
  37. クロイツナーハ Bad Kreuznach マインツの南西約30km。1862年夏。ここにクララ一家が滞在した。
  38. クロスターノイブルク Klosterneuburg ウィーン市街から北西に20km。ホイベルガーとのハイキングで立ち寄った。
  39. ケストヘイ Keszthely ハンガリー・ブダペストの南西180km。バラトン湖畔の街。友人カール・ゴルトマルクの生地。
  40. ケチュケメト Ketschkemet ハンガリーの首都ブダペストの南東約90km。ジプシーの歌op103-6で、この辺りには美しい娘が多いと歌われる。
  41. ゲッティンゲン Gottingen アガーテと知り合った街。ゲッチンゲン大学の講義を聴講。この地でブラームスの才能に触れた若きシュピッタは音楽学を志す。
  42. ケーニヒ湖 Konigsee ドイツ南東端、ベルヒテスガルテン近郊。ホイベルガーとのおしゃべりの中で言及される。
  43. ケーニヒスベルク Konigsberg 1880年第二交響曲を出し物とした演奏旅行で立ち寄った。現在ロシア領のカリーニングラードのこと。この街の橋は一筆書きの問題として有名。
  44. ケープタウン Capetown アフリカ大陸南端の喜望峰に近い南アフリカ共和国の都市。自署ハンターの一人はケープタウンから飽きずにピアノを注文してきたとヴィトマンが証言する。
  45. ゲミ山 Gemmipass カンダーシュティークの南西約12km。こっそり肖像を描かれているのを察したブラームスは、ゲミ山の山道を望むベランダに逃れた。ヴィトマンらの策略が破綻した話の中に現れる。南向きのベランダだということがわかる。「ゲミ峠」に近いニュアンスだと思われる。
  46. ケムニッツ Chemnitz ライプチヒの南東約70km。何を隠そう「宗教的な歌」op30の初演地だ。
  47. ケルン Koln ヴァイオリンとチェロのための協奏曲初演の地。この地で開催される音楽祭の常連だった。
  48. ケルントナー通り Karntner Strasse ウィーン・シュテファン広場からほぼ真南・国立歌劇場まで伸びる通り。1877年1月5日の演奏会に備えてこの通りに面したオーザー邸で合唱練習があったとホイベルガーが記述する。
  49. ゲンゼマルクト Genzemarkt ハンブルク市中心部の地区名。
  50. ケンブリッジ Cambridge 英国だ。ブラームスに学位授与を初めて申し出た大学がある。
  51. ゴイザーン Bad Goisern イシュルの真南約10。ホイベルガーが1893年の夏を過ごした保養地シュテークの説明の中で言及される。バードが省略されているので難解。
  52. コウチ もちろん日本。クリンガーのエッチング「ブラームスファンタジー」が県立博物館に所蔵されているという。
  53. コウベ もちろん日本。ヴァイオリニスト・レーメニが公演したことがある。
  54. コブレンツ Koblenz ボンの南東60km。ライン川沿いの街。1876年2月24日当地での公開練習で、ブラームスがシューマンのピアノ協奏曲を弾き、間違いがあったとヘンシェルが証言している。
  55. コペンハーゲン Copenhagen デンマークの首都。1868年3月の舌禍事件は有名。
  56. コンスタンチノープル Constantinople 現在のトルコ・イスタンブール。1886年ブラームスの家政婦を募集した際、遠くコンスタンチノープルからも応募があったという。

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