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2008年9月26日 (金)

地名辞書という発想

7月19日の記事「マッコークルの隙間」でうっかりブラームス関連地名をリストアップすると宣言した当時、まさかそのリストに344個の地名が並ぶなどということは想像出来なかった。10や20ではないとは思っていたが、まさか344とは。「夏休みの宿題にちょうどいい」と軽口を叩いたが、とんだ見込み違いで、一昨年夏のシェーンベルク、昨年夏のオルガンを凌ぐ大がかりな夏のプロジェクトになった。

断っておくがこれは愚痴ではない。なぜなら地名辞書作りはとても楽しかったからだ。トップページと本文合わせて9本の記事の他にもかなりの数の記事を思いついた。地名への理解の深まりは伝記の面白味を増強することが身にしみた。

以下に地名辞書作成を通じて感じたことを列挙する。

  1. まずは自己満足から。カテゴリー「72 地名辞書」をクリックして欲しい。ラ行ワ行から公開するという工夫のお陰でキッチリ50音順に地名が並ぶ。もちろんこの姿は当初意図したものだが、実際出来上がると感動モンだ。(ホレボレ)お賽銭を奮発したい。
  2. 年表や作品一覧、あるいは人名索引は、ネット上で割と見かけるが、地名リストの類はあまり見ない。これはブログの差別化の観点からとてもよいことだと思う。あまり高価でない書物にも年表や作品一覧とともに人名索引が巻末に掲載されていたりするから、私が根を詰めてブログに掲載したところで今更感はぬぐえない。ところが地名索引となると状況は一変する。手許に地図や地名辞典をおいて伝記や作品解説を読むと楽しい。ブログとは言えこの手の地名辞書にはニーズがあると思う。少なくとも私は欲しい。ましてやブラームス関連地名に限っているとなるとお宝度も高まろうというものだ。
  3. 例によって他の大作曲家にゆかりの地でも、ブラームスに関係がなければ扱いは小さい。アイゼナハやハイリゲンシュタットは無視されているし、ザルツブルクはイシュルの位置説明の道具に過ぎない。バイロイトも申し訳程度に言及しているだけである。
  4. ブラームス関連地名の定義あるいは線引きも意外に厄介だった。たとえば伝記や解説書にある地名を収録の対象にしたが、歌曲テキストの作詞者の出身地は収録の対象としていない。
  5. 「ブラームス」「地名」「鉄道」という私の大好きな分野が、見事に融合した作業だった。300を越える地名チェックも全く苦にならなかった。地名学がもっとも尊ぶのはフィールドワークだ。地図を片手に現地を歩くのが基本だ。今回はその基本を大きく踏み外していることがこの地名辞書の弱点になるかもしれない。しかしその分地図への執着は増したと思う。複数の異なる地図をあたっての確認は喜び以外の何者でもない。
  6. 友人たちとかわされた手紙は地名の宝庫だ。細かな地名にまで自然に言及されているのを観察する時、地名は生きていると感じた。伝記などの書物に地名が配されると表現に潤いが生じると思う。100年以上前のプライヴェートな手紙に現れる地名が、現代の道路地図にも載っているのは何だか不思議だ。地名は絶対だ。何かと決まり事がうるさい漢詩でも地名だけは別格で、韻律からの逸脱が許容されるという。
  7. スイスやオーストリアの保養地に関する記述は、地図に加え旅行ガイドブックを平行して参照することでイメージが数段リアルになった。
  8. 研究成果の公開方法には少し悩んだ。想定を超えて数が増えたせいだ。1本の記事で全ての地名を公開したら読む方が大変だ。かといって1地名を1本の記事にすると毎日記事にしても完結までに1年近くかかってしまう。その上後から記事を差し挟むと50音順が崩れてしまう。まあ1ヶ月以内に公開を終えられるということを基本に公開方法を決定した。五十音順を逆に公開することで、カテゴリー「72 地名辞書」ではア行からの表示になる点工夫した。冒頭にトップページを置くことと合わせて知恵を使った。
  9. イタリアの詳しい地図を買っていないので、イタリアの地名についての記述がぬるいものになっている点が今後の課題だ。
  10. 一つだけブラームスの伝記には全く登場しない地名をしのばせた。ちょっとしたいたずらである。

地名辞書として使う場合にはカテゴリー「72 地名辞書」を利用し、地名辞書本文に書き漏らしたことや、特記事項はカテゴリー「71 地名探検」の中で単独の記事として順次掲載して行く。

はるかなる目標が出来た。いつかきっとこれらの街を自分の足で歩こうと思う。そのときは無闇にアウトバーンや高速鉄道を使ったりしないよう心がけたい。

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コメント

<もこ様

おおお。そりゃmolto気が早いですね。

poco a poco 準備をしなければなりません。

ガイドもできそうですね!
気が早いけれど、今から将来の旅日記を楽しみにしています。

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