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2008年10月17日 (金)

ショパン全集

ショパンの楽譜の話である。

現在ショパン楽譜の全集と言えば、パデレフスキー版がポピュラーだ。ピアニストでポーランド首相でもあったパデレフスキーの編集。ショパン没後100年記念事業の一環として国家の威信をかけて刊行された。

他にショパンコンクールご用達のエキネル版やウイーン原典版も存在する。

この話、実はブラームスに関係が大ありだ。

1878年だから、今から130年前にもショパン全集が刊行された。このとき何とブラームスは校訂者として参画していた。お茶濁し程度の参画ではなくてほとんど編集主幹のノリだ。

  • 第 3巻 マズルカ
  • 第 4巻 ノクターン
  • 第 8巻 ソナタ
  • 第10巻 その他
  • 第11巻 ピアノと弦楽器
  • 第12巻 ピアノと管弦楽
  • 第13巻 遺作

上記計7巻を担当するという活躍ぶりだった。その気になれば「ショパンの辞書」でも書けるくらいだったのではあるまいか。

1863年完成の「パガニーニの主題による変奏曲」以降、遠ざかっていたピアノ独奏曲の作曲に戻ってきたのは「8つのピアノ小品」op76で、何を隠そう1878年の作品だ。ショパン作品の校訂により創作欲が刺激されたとも思われる。偶然の一致として一笑に付せない重みがある。

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コメント

<T・S様

おおお。そうでしたか。

そんなことより、何て素敵なお母様なのでしょう!くれぐれもよろしくお伝えくだされ。

そういえば母が初めて76−1を聞いたときにショパンと勘違いしてました。

分析する価値がありそうですね

<yoppy様

恐れ入ります。さすがにop76への反応がシャープですね。
嬉しい限りです。

この作品には他にも謎がいっぱいです。退屈しません。

すごいっ!なんかすごいです。
そうなんですね、な~るほど、で頭がいっぱいです。
唐突に書かれた76の謎を抱えたまま、76に取り組んでいました。
大きなヒントのような気がします。

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