行動範囲
地名辞書では「ドイツ」「オーストリア」「イタリア」などの国名については収集の対象にしていないと述べた。今日の記事はその埋め合わせである。
ブラームスが生涯のうちに行ったことのある国々を現在の地図に基づいてリスト化してみた。
- イタリア ブラームスのイタリア好きは有名。生涯で8回イタリア旅行を試みているが、演奏旅行は一度もないのが不思議である。
- オーストリア ウィーンに定住していたから当然。
- オランダ 作品の熱狂にはブラームス本人もありがたいと感じていた。
- サンマリノ イタリア旅行のついでに立ち寄っておみやげに切手をかった。
- スイス 友人も多く、避暑に最適だった。
- スロヴァキア ブラチスラヴァでタウジヒと酔っぱらった記録がある。
- チェコ プラハにドヴォルザークを訪ねたことがある。
- デンマーク 舌禍事件も起こした。
- ドイツ そりゃあ当然。
- バチカン 素通りはあり得ぬ。
- ハンガリー ブダペストの「ドンジョヴァンニ」がお気に入りだ。
- ベルギー 演奏旅行で立ち寄っている。
- ポーランド 大学祝典序曲のブレスラウは現在ポーランド領だし、ダンチヒで演奏会をした。
- ルーマニア ヨアヒムとトランシルヴァニアを訪れたことがある。
- ロシア ペテルブルクとケーニヒスベルク現在のカリーニングラードを訪れた。
確認が出来ていないが、ひょっとすると通過するくらいはしていたかもしれないのは以下の通りである。
- アルバニア
- エストニア
- スロヴェニア
- ブルガリア
- ベラルーシ
- モナコ
- ラトビア
- リトアニア
- リヒテンシュタイン
- ルクセンブルク
やっぱりイギリスは嫌われていたのかもしれない。また海を渡らねばならないと言い訳が出来るイギリスはともかく、フランスの空白も目立つ。普仏戦争の当事国だからかもしれない。イタリア旅行のついでにコルシカ島あたりに行ってはいないか興味がある。惜しいのはノルウェイ。晩年のブラームスをグリークがノルウェイに誘っているが実現しなかった。
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