ブラ6
ブラームスには第6交響曲はない。もちろん弦楽六重奏曲は2つあるから、このような言い回しでは個体識別が出来ない。だから私にとって「ブラ6」とはもっと別の意味である。
本日の記事のカテゴリー「協奏曲」「ヴィオラ」「バッハ」を見れば答は自ずと明らかである。私にとっての「ブラ6」はブランデブルク協奏曲第6番を意味する。2つの独奏ヴィオラがガンバやチェロやコントラバスを従えての協奏曲である。底光りするような渋い編成である。「協奏曲」とは言うものの華やかさとは無縁だ。
大学4年間ヴィオラの個人レッスンに通っていた。最後の半年間の課題としてブランデンブルク協奏曲第6番を習った。3月最後のレッスンで先生に独奏ヴィオラの2番を弾いていただいて全曲を通した。現在使用中の巨大ヴィオラを買う前のヴィオラだから40cmなのだが、大変だった。暗譜は勘弁していただいてなんとかカッコをつけた。
特に第2楽章が気に入っていた。先生とハモっていることが腹の底から実感出来た。いつか次女にヴィオラを弾かせて私の「ブラ6」に挑戦したいと密かに考えている。性格的にもあっているような気がする。
« ブランデンブルク協奏曲 | トップページ | 600kmを呼び寄せる »
コメント