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2008年11月 2日 (日)

コミックの主人公

長く続いているコミックがある。単行本にして100巻を超えているという場合も少なくない。コミックには2つの系統があると感じている。「登場人物が歳を取るコミック」と「歳を取らないコミック」だ。歳を取るコミックの場合、1巻と100巻で主人公の顔が違うのが普通だ。時間の経過を描くことが主眼だから主人公の顔も変わって行かねば不自然だ。

「歳を取らないコミック」だと何年たっても主人公は小学校5年生だったりする。それをとりまく登場人物も歳を取らない。だから、顔も変わらないのだ。ところが、コミックの1巻と100巻を比べると明らかに顔が違っていることがある。1巻を書き始めた頃は、100巻も続くことなど想定していなかったのに、読者の厚い支持を得て超ロングセラーになったような場合、主人公や登場人物の顔が練れてくるということが実際にあるのだと思う。あるいは漫画家が歳を取ったということなのだろう。

ブログ「ブラームスの辞書」はこの記事が開設以来1300本目の記事である。ここ最近の記事の文体と、2005年5月開設当時の記事の文体を比べると変わったことがあるかもしれない。出来るだけ文体のブレを少なくするよう心がけているが、完全に排除することは難しい。昔の記事を読むとそれが判る。そうした文体の微妙な変化は、歳を重ねた印だと考えている。ブログという器に盛ることでひと様に読まれることを通じて洗練度を増すのならむしろ歓迎せねばならない。中心に鎮座するブラームスへの思いは昔も今も変わらないが、それを伝える文体はゆっくりと変化する。

同じことがブラームスの作品でもきっと起きているのだと思う。

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