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2008年11月20日 (木)

フリーラン果汁

ワイン製造に関わる用語だ。果実を搾る工程の前に重力によって自然にしたたり落ちる果汁を指す。フリーラン果汁を回収した後、果実を搾ることで得られる果汁とは区別される。これを原料としたワインは一般に苦味を伴わないピュアなワインになるため大変珍重されるという。

ブラームス自身が知人に語ったところによると、楽想が湧いたらメモにとってしばらく放っておくと、いつのまにか自然に形が出来て行くという意味のことを言っている。また「大抵は最初に思いついたものが最善で、あれこれいじり回すと悪くしてしまうことのほうが多い」とも言っている。ここでも「フリーラン」が珍重されているようだ。この文脈でうっかり第2交響曲を例に挙げると、第1交響曲が相対的に地位を下げかねないが、何だかあのニ長調はフリーランの香りがする。

ブログの記事も同じだと思う。自然にほとばしり出るネタが一番だ。ネタを搾り出すようでは、記事の質も怪しいと思わねばなるまい。

フリーラン果汁だけから作るワインもいいが、時にはしっかり搾って、じっくり寝かせた記事も欲しいところである。推敲しておかしくしてしまわないのもテクのうちだと思う。万が一おかしくしてしまったら、有無を言わせず廃棄というブラームス風の潔さとセットならば問題はあるまい。月並みな結論だが、要はバランスと見た。

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コメント

<narkejp様

おお。香りがしそうなコメント!

ブラームスは、出世してからは相当なグルメだったようで、上等なワインを結構空けまくっていたと聴きます。

ビールとのかけもちらしいです。

果物王国の当地も、結構なワイン産地ですので、醸造元に出かけて試飲してきます。果汁でなく、ワインになってからの話ですが、発酵させたタンクから圧力をかけずにろ過したフリーランは普通のボトルに、圧力をかけてろ過したプレスランは一升瓶に入れて売っています。グラスに入れて見ると、ぶどうの細胞破砕物も混じるためか、透明度が違うようですね。
ブラームスは、どんなワインを好んだのでしょうね。ベートーヴェンは安ワインを甘くする鉛化合物で鉛中毒になっていたようですが。

<ひふみ様

おおお。さすがにお目が高い。

こうしておくと少しはアクセス増の足しになるかと考えました。

ボジョレーヌーヴォー解禁の日に相応しい(?)ネタですね。

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