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2009年1月22日 (木)

クララの確信

1859年1月22日ドイツ・ハノーファーにてピアノ協奏曲第1番が初演された。ということはつまり、150年前である。

評判は芳しくなかった。さらにこの5日後ライプチヒでの演奏では輪をかけた不評、文字通りの逆風となった。管弦楽のためのセレナーデ第1番に続く管弦楽曲であり、交響曲あるいは、2つのピアノのためのソナタとして構想されやがてピアノ協奏曲への姿を替えるという難産の末に生まれた曲だけにブラームスの落胆は大きい。

親しい知人への手紙に落胆ぶりが現れている。もしかしてアガーテとの不和の原因にもなってしまったかもしれない。

クララ・シューマンは曲に対する逆風ぶりを、ブラームス本人の口から聞かされる他にも、直接間接に耳にした。そのたびに「大丈夫です」というシンプルな反応に終始したという。難産の過程を知る者の一人として、クララは作品がやがて認められると確信していたのだと思う。

クララの毅然とした態度がどれほどブラームスを力づけたかは想像に難くない。

結果はクララの思った通りだ。CDショップにおける売り場の広さ、あるいはコンサートホールにおける演奏の頻度、どちらをとっても第2番と遜色はない。

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コメント

<ひふみ様

おおお。

ひょっとして貴方様はクララの生まれ変わりではありませんか?

本当はどちらとは言えないのですけれども・・・

私は自分自身のささやかな想い出に繋がることから、
1番の方が好きです、とあえて言うことにしています♪

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