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2009年1月19日 (月)

フルイニング出場

野球の用語だ。試合開始から終了まで出続けることである。途中で試合から退いたり、途中から出場したりというのでは、フルイニング出場とは言わない。代走を出されたり、代打を送られたりしないような攻撃力に加え、試合の終盤に守備固めのために交代させられることのない守備力も必要になる。さらにケガの無い身体も絶対に必要だ。代打で1打席でも出場すれば途切れない「連続試合出場」よりもさらに難易度が高い。

昨年東京ドームでのジャイアンツ戦で金本知憲外野手は頭部に死球を受けた。倒れ込んだまま動かない金本選手。静まりかえる場内。応援の声も上げられぬ衝撃。程なく起きあがり、一旦ベンチ裏に引っ込む。彼が更新中のフルイニング出場の連続記録が途切れるのか。彼は戻ってきた。元気に一塁ベース上に立ったが、観衆は半信半疑だ。

次の打席で彼はあろうことかホームランを打つ。観衆の心配を一掃するホームランだ。そして試合後のコメントは、相手投手への気遣いを前面に押し出したものだった。

こうして危機を脱した彼は、当然の如くシーズン終了まで記録を継続した。現在も更新中の連続フルイニング出場の世界記録「1330」である。金本選手の鉄人振りはわかっている読者がほとんどだ。問題はそのことに言及する記事が何故、シーズンオフまっただ中の今日なのかだ。

疑問にお答えしなければならない。

本日のこの記事でブログ「ブラームスの辞書」は1331日連続記事更新とあいなった。オフシーズンの間に金本選手のフルイニング出場記録を抜いたということだ。もしあの死球の日で記録が途切れていたら1218試合になっていた。昨年9月28日に追いついていたことになる。けれどもそれは嫌だ。そんな追いつき方は私もブラームスも望んでいない。だからあの日すんでのところで危機を脱したのはブラームスのご加護だ。

あの死球のあった日はブラームスの誕生日5月7日だったのだ。もしあの日で途切れていたら、ブラームスの誕生日は毎年悲しい記憶とともに迎えることになってしまうではないか。そしてさらにもう一つ奇跡がある。本来ブログの記事更新程度で騒いでは金本選手の世界記録に失礼なのだが、彼の誕生日を知って驚いた。

4月3日なのだ。

ブラームスの命日であり私の父の誕生日だ。死球の日が5月7日で誕生日が4月3日だ。思わず記事にしてしまったという訳だ。

この記事のアップにより彼の記録を抜き去る。新しいシーズンが始まればまた記録を伸ばすであろう彼に抜き返されないようがんばるのみである。

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コメント

<魔女見習い様

ありがとうございます。

毎度毎度の奇遇コレクターでございます。

すごい奇遇ですね!
なんだか、ジンときちゃいました。

金本知憲外野手にも、アルトのパパさんにも、
大きな拍手~~~~~です。

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