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2009年3月15日 (日)

アルトの出番

3月13日の記事「混声合唱と弦楽四重奏」でアルトとヴィオラが対応しているという趣旨から話を展開させた。

室内楽や管弦楽曲におけるヴィオラの愛情溢れる取り扱いは、声楽作品においては当然アルトにも反映していると見なければならない。

この文脈で真っ先に思い出すのがアルト独唱と男声合唱のためのラプソディーop53だ。もっぱら「アルトラプソディー」と通称されている。ブラームスの伝記の中でも言及されることが多い。作品91のアルトとヴィオラとピアノのための歌曲も捨てがたい。どちらもソリスティックな位置づけが与えられていてアルトが目立つように工夫されている。

さて、ヴィオラ弾きの喜びは、独奏扱いされることにあるのではない。他のパートに主役を譲りながら、無視し得ぬ位置づけを主張する出番にある。オリジナルのコンチェルトやソナタがなくてもかまわないのだ。アンサンブルの中で存在を主張することこそが喜びの核心になっている。

これと同様にアルトがアンサンブルの中で底光りする曲がある。作品28を背負った「アルトとバリトンのための4つの二重唱曲」だ。目立たぬと言えば目立たぬが、バリトンの相棒にソプラノを持ってこない感覚までもが鑑賞の対象である。

アルトのパパとしては当然の話題だ。

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コメント

<ひふみ様

ありがとうございます。
元気だけが取り柄の17歳になりました。

一日遅れ(?)ですよね、確か。
ご長男さまのお誕生日でしたよね。
おめでとうございました
お天気も良く、素敵な一日だったことでしょう

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