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2009年3月 1日 (日)

歌のあるスケルツォ

作品6-4を背負った「Juchhe」という歌曲だ。何の迷いも無くただひたすら美しい自然を賛美する。屈託のないテキストに与えられた音楽はまさにスケルツォだ。

「Con moto」の8分の6拍子で弾む変ホ長調。「sempre pp leggiero e staccato」で8分音符が数珠つなぎに駆け巡る。ピアニストが一人で練習しているところを聴かされたらスケルツォと勘違いしかねない。

ブラームスのスケルツォには不思議な法則がある。スケルツォが8分の6拍子の時は、必ずハ短調になっているのだ。「Juchhe」がハ短調の平行調の変ホ長調だというのは何だか頼もしい。

小鳥のさえずりやホルンの信号、そして楽しげな踊りがてんこ盛りである。とどめは56小節目だ。ブラームス唯一の用語「f sostenuto ma」が出現する。「sostenuto ma f」の倒置形と解されようが、とてもやんちゃで破天荒だ。

テキストを読む限り季節は特定出来ないが、何だか春のような気がする。

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