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2009年3月 7日 (土)

ウイーンフィル

もちろんウイーンフィルハーモニー管弦楽団のことだ。サッカーの世界のようなオーケストラランキングがあったら間違いなく上位の常連である。

1842年創設のウイーンフィルは、幾多の指揮者とともに数えきれない伝説を残している。ブラームスが後半生に身を置いたウイーンのオケだからブラームスとの関係は大変密接だ。2番と3番の両交響曲がハンス・リヒターによって初演されている。ウオルター・フリッシュ著、天崎浩二訳「ブラームス4つの交響曲」(音楽之社刊行)の63ページに興味深いデータがある。

1842年の創立から1974年までの132年間で、さまざまな交響曲をウイーンフィルが取り上げた頻度だ。第1位はベートーヴェンの5番で52回だ。ブラームスの各交響曲は以下の通りである。なんだか少ない気もするが、他の作品との相対比較なら問題なかろう。

  • 1番 33回
  • 2番 33回
  • 3番 26回
  • 4番 33回

これらの上を行くのはベートーヴェンの終わりの7曲とシューベルトのグレートの計8曲だけだそうだ。1870年代の後半になるまでブラームスの交響曲は生まれていなかったことを考えると、驚異的である。

4番33回のうちに数えられているか不明だが、1897年3月7日のハンス・リヒター指揮による演奏は名高い。体調不良のブラームスを会場に迎えたのだ。ブラームスの命はこの時残り1ヶ月を切っていた。

満場の聴衆はブラームス本人の来場を知り万雷の拍手でブラームスを讃えたという。この演奏会に言及する記事はどれをとっても感動的である。

今からちょうど112年前の今日の出来事だ。

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