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2009年4月 4日 (土)

儀礼違反

1870年普仏戦争の勝利によりプロイセン国王ウイルヘルム1世は、ドイツ皇帝に即位する。

音楽之友社刊行の作曲家◎人と作品シリーズ「ブラームス」に興味深い記事がある。110ページだ。

ブラームスはこの勝利を喜び、「勝利の歌」op55を作曲し、新皇帝ウイルヘルム1世と宰相ビルマルクに献呈しようと考えた。これが実は儀礼違反であるために、諦めて新皇帝ウイルヘルム1世への献呈としたとある。

普仏戦争の勝利を祝う作品を皇帝と宰相に献呈しようとしたがこれが儀礼違反だったという文面である。この企ての何が儀礼違反なのだろう。本文には儀礼違反とのみ記されていて何が儀礼違反か書いていないのだ。以下に私の仮説を掲げる。

  1. 一介の作曲家の分際で、皇帝や宰相に献呈すること自体が儀礼違反。
  2. 皇帝とその臣下の宰相に同じ作品を献呈することが儀礼違反。
  3. 2人の身分に関係なく2人に同じ作品を献呈することがそもそも儀礼違反。

儀礼違反に配慮した結果、最終的に新皇帝ウイルヘルム1世に献呈されているのだから、上記1は考えにくい。

4月2日の記事「ダブルブッキング」では、クララがロマンスイ短調をロベルト・シューマンとブラームスに献呈したことが特段の批判を受けていないことからも上記3は、儀礼違反とは言えまい。しかし、この献呈が元々ロ短調ロマンスの間違いだとしたら断言は出来ない。

残るは上記2だ。本当だろうか。自信が持てない。

本当は2人に1つの作品を献呈することが儀礼違反で、クララが起こしたダブルブッキングも本来批判の対象だが、プライヴェートなやりとりだから黙認されているという可能性もあると思う。2人に同時に同じ曲を献呈するならまだしも。すでに献呈済みの作品を、別人に献呈する方が、よっぽど失礼だと感じる。

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