ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 愛鳥週間 | トップページ | 動物索引 »

2009年5月11日 (月)

小夜鳥

「小夜鳥」は「Nachtigall」の訳語。西洋ウグイスとも言われる鳴き声が美しい鳥。ブラームス作品のテキストへの登場頻度ランキングの首位に君臨中だ。

作品番号97-1を背負った歌曲はずばり「Nachtigal」だ。

ピアノ伴奏部に現れる特徴ある音形といい、彫りの深いヘ短調の響きといい、一度はまると抜けだし難い魅力に溢れている。

この作品のテキストをブラームスに供給したのは、クリスチャン・ラインホルトという人。作品97-2「船上にて」も彼の作だ。テュービンゲン大学の教授で専門は刑法。

驚いたことにこの人どうやらマリア・フェリンガーの実父らしい。ジーメンス&ハルスケ社ウィーン支社長、リヒャルト・フェリンガーの妻、マリアは当時物珍しかったカメラも器用に扱った。晩年のブラームスの貴重な映像を残してくれた。この家族とブラームスは親しく交流し、ウィーンの屋敷で私的な演奏会も頻繁に催された。

こうした交流の中で、ブラームスはマリアの父の作品に曲を付けたのだと思う。マリアは実はすぐれた歌手た。夫のピアノ伴奏でブラームスの歌曲をほとんど歌うことが出来たという。つまりマリアは父の詩にブラームスが曲を付け、夫に伴奏させて歌ったことはほぼ間違いない。

羨ましい。

« 愛鳥週間 | トップページ | 動物索引 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小夜鳥:

« 愛鳥週間 | トップページ | 動物索引 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ