愛鳥週間
本日5月10日から16日まで愛鳥週間ということらしい。ブログ「ブラームスの辞書」では現在歌曲特集を実施中だ。この手のイベントはコラボがお似合いだ。つまり逃がさず便乗である。
ブラームスの歌曲に現れる鳥たちをリストアップした。もし昨年秋の願掛けが実って、ブラームスの誕生日までに20万アクセスに達していれば、「アクセス御礼ネタ」として、鳴り物入りで公開していたところだ。本来元日ネタとしても不思議ではないおバカネタだが、思い切って公開する。人名索引がとても充実しているマッコークルも、鳥名索引はさすがに掲載が無いので、してやったりだ。
例によってウムラウトを赤文字で示す。
- Aar 鷲 「雲が太陽に向かって」op6-5にただ一度。Adlerの詩形。
- Adler 鷲 「愛の道」op20-1にただ一度。これは二重唱。
- Drossel つぐみ 「調べのように」op105-2にただ一度。
- Geier はげたか 「リート」op3-4の他op75-1の二重唱「エドワード」に4回現われる。
- Hahn おんどり 「恋人の許へ」op14-6。WoO33-16とWoO33-18に各1箇所。
- Henne めんどり 「めんどり」WoO31-5のタイトル。曲中に「Hennlein」として16回出現する。
- Kauz みみずく 「夏の宵」op84-1にただ一度。
- Lerche ひばり 「ひばりの歌」op70-2のタイトルに出現。「永遠の愛」op43-1、「にわとこの木のあたりで」op63-6、「ひばりの歌」op70-2テキストに2回、「春の歌」op85-5に出現。
- Mowe かもめ 「リート」op3-4に3度。
- Nachtigall ナイチンゲール 「小夜鳥は翼を動かして」op6-6のタイトル、「小夜鳥に」op46-6のタイトル。「小夜鳥」op97-1のタイトル。「小夜鳥は翼を動かして」op6-6テキストに3度、「セレナーデ」op14-7、「あなたどこでためらっているの」op33-10、「五月の夜」op43-2、「小夜鳥に」op46-6に3度、「わが恋は緑」op63-5、「歎き2」op9-2、「サロメ」op69-8、「春は優しい恋の季節だ」op71-1、「夏の宵」op84-1、「森のしじまに」op85-6、「死はさわやかな夜」op96-1、「小夜鳥」op97-1、「あそこの牧場に」op97-4。他「愛の歌」op52の15番、四重唱「ああ美しい夜」op92-1、ドイツ民謡集に計8回出現。
- Schwalbe つばめ 「つばめは飛び去ってゆく」op7-4のタイトル及び同テキストに2度。「古き恋」op72-1、「娘は話しかける」op107-3。他四重唱op112-6に2度出現。
- Schwan 白鳥 「恋人の許へ」op14-6、「夜になっても床につけない」WoO33-38。
- Spatz すずめ 「いちご畑で」op84-3に2度。
- Storch こうのとり 「古き恋」op72-1。
- Taubchen 小ばと 「リート」op3-4、「あの娘のもとへ」op48-1、「日焼けした若者が」op103-5、他四重唱op103-2に3度。
- Taube はと 「リート」op3-4、「古き恋」op72-1。
- Tauben はと(複数)「鳩によせて」op63-4のタイトル。「五月の夜」op43-2、「鳩に寄せて」op63-4テキストに2度。
出現のランキングは以下の通り。複数や縮小形を合算してある。
- Nachtigall ナイチンゲール 31回
- Henne メンドリ 17回
- Taube はと 11回
- Schwalbe つばめ 7回
- Lerche ひばり 5回
その他漠然と「鳥」または「小鳥」を意味する「Vogel」「Vogelein」「Vogerl」が合計32回ある。
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