イブに聴きたいブラームス
イブと言ってもクリスマスイブではない。明日がブラームスの誕生日だから今日はブラスマスイブである。イブに聴きたいブラームス作品をいくつかあげる。
- Weihnachten WoO31-12 これまさにドイツ語でクリスマスそのもののことだ。ロベルト・シューマンの子供たちへとの献辞が誇らしげな「子供のための14の民謡」のうちの一つだ。
- In stiller Nacht Woo33-42 「49のドイツ民謡集」の42番目、つまり独唱の大トリを飾る絶唱。テキストは直接クリスマスと関係がないが、雰囲気は「聖しこの夜」に匹敵する。
- 「五月の夜」op43-2 5月6日の夜に聴くにはピッタリの作品である。今夜はサンタにならねばならぬ。
- 「一輪のバラが咲いて」op122-8。ブラームス最大の作品番号122を背負うオルガンのためのコラールから。元になったコラールはドイツの古いクリスマスキャロルだが、バラと言うからには今が聴き頃かもしれない。
- 宗教的な歌曲 op30。これもテキストは本当のクリスマスとは関係が無い。敬虔な気持ちにさせられるという点に関しては折り紙つきである。「澄み切った長調は悲しい」を雄弁に物語る。
失笑は元より覚悟の上だ。
<魔女見習い様
ありがとうございます。
私の中でバラは5月か6月のイメージです。
投稿: アルトのパパ | 2009年5月 7日 (木) 06時29分
とても素敵な選曲ですね。
「一輪のバラが咲いて」が特に気に入りました♪
投稿: 魔女見習い | 2009年5月 6日 (水) 23時40分