4つの厳粛な歌
作品番号121を背負うブラームス最後の独唱歌曲だ。1896年5月7日ブラームス63歳の誕生日に完成した。この世で迎える最後の誕生日を自ら祝ったかのような感じだ。
「最大の内容を最小の形に盛り込んだ」というガイリンガーの言葉は含蓄がある。同感だ。ここから作品解説や私の感想などを連ねないことはとても重要だ。
大好きな曲なのだが、だからといってあまり頻繁に聴いていない。とりわけ第3曲がお気に入りであるとだけ申し上げておく。
一つだけ残念なことがある。
現在ウィーンの楽友協会に所蔵されているスケッチには、オーケストレーションの下書きが残っているという。管弦楽伴奏で聴いてみたかった。
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