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2009年6月10日 (水)

梅雨入り

温帯東アジア地方特有の雨季のこととでも言うのだろう。春から夏の変わり目に相当する。しとしとと長続きする雨が特徴だ。

絶対音楽の旗手として標題音楽に背を向けたブラームスだから「私は雨を表現したんですよ」とは一切表明していないものの、事実上雨を表現した作品も散見される。

  1. ドイツレクイエム第2曲106小節目。人呼んで「旱天の慈雨」である。フルートとハープのアルペジオが効果的だ。
  2. 「永遠の愛」op43-1 45小節目からのピアノ右手の3連符は、際立って秀逸な雨の描写である。
  3. 「雨の降る間に」op58-2。全長33小節。1分と少々の小品だ。ピチピチと雨の跳ね上がる表現がシャープだ。前半のほとんどの小節で右手が後打ちのスタッカートであることが「ピッチピッチ、チャップチャップ」のブラームス流の表現だと思われる。
  4. 雨の歌」op59-3。
  5. 「名残り」op59-4。作品番号にして一つ前の「雨の歌」の続編を形成する。同じ詩人のテキストによるものだ。厳密には雨上がりの情景だ。
  6. ヴァイオリンソナタ第1番。第3楽章が作品59-3の旋律の転用であるお陰で作品全体が「雨の歌」と呼ばれている。曲頭の付点のリズムは、もちろん「雨の歌」の旋律の反映と見てよい。
  7. 「夕立」op70-4。第四交響曲冒頭を先取りする3度連鎖が、心地よい。

関東地方、本日梅雨入り。

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