ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« タイトルと歌い出し | トップページ | 独唱と重唱 »

2009年6月15日 (月)

感傷と情緒

音楽之友社刊行の「ブラームス回想録集」第1巻114ページでヘンシェルが大事なことを言っている。

ブラームスのテキスト選定に関する見解だ。「感傷」と「情緒」という言葉が選ばれてそれぞれ両極端の意味づけがされている。元々どういうドイツ語だったかは不明なのが残念だ。

ブラームスによれば「感傷」は単なるかわいそうな話で、「情緒」こそが詩の源泉だという。物事を暖かく見つめる中から湧いてくる感情だと言っている。

単なるやりきれない事実に、ちょちょいと韻を踏ませて、フォルティシモで3連符を鳴らしただけの代物が大手を振って提供されていると嘆く。嘆くと言うより爆笑のタネといった雰囲気だ。

ブラームスが自作のためにテキストを選ぶ際に、このあたりの考えが基準になっていた可能性が高い。

« タイトルと歌い出し | トップページ | 独唱と重唱 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 感傷と情緒:

« タイトルと歌い出し | トップページ | 独唱と重唱 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ