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2009年8月12日 (水)

さくら

日本の春の風物詩のことではない。コンサートホールや劇場で、故意な拍手喝采を司る出演者または主催者の身内。身内ではなく単なる雇用関係の場合もあったらしい。

1897年4月ブラームスのアシストもあってウィーン宮廷歌劇場指揮者に就任したグスタフ・マーラーは、当時歌劇場に存在した「さくら」を根絶したという。19世紀の欧州各地の主要な劇場では、よく組織された「さくら」が大きな影響力を持っていた。純粋な作品の出来や、演奏の良し悪しに関係の無い拍手喝采が起きた。一般の観客や、事情を知らないマスコミが不正にデザインされた喝采に踊らされるという弊害が生じた。さらに深刻なのは、音楽の流れに全く関係の無い喝采やブーイングが演奏の中断を引き起こすこともあったという。ブラームス派とワーグナー派の論争に言及した文章に、相手陣営の演奏会を妨害することもあったとされているのは、この手のさくらの暗躍を疑わせるものがある。

マーラーは、就任後、半ば伝統とも化していた慣行に敢然とメスを入れたのだ。この手の断固たる措置をとれるリーダーシップは、ブラームスを喜ばせたはずだが、残念なことにブラームスは既にこの世にいなかった。

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