理性の女神
「Die Göttin der Vernunft」というヨハン・シュトラウスⅡ世のオペレッタ。1897年3月13日ウィーンにて初演。
ブラームスが没する3週間前に初演されたことになる。ブラームスはこの初演に駆けつけたが、終演まで体力が続かなかった。この状態を鑑賞と申していいのか疑問だが、一応これがブラームス生前最後の観劇だ。
8月3日の記事「フィガロの結婚」では、ブラームスの生涯初のオペラ鑑賞に言及したから、本日は生涯最後の観劇を取り上げた。その間ちょうど50年。自らはついぞオペラを仕上げることが無かったが、オペラを巡る時代の趨勢だけはいつも見つめていた。
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