結婚の効果
8月1日の記事「オペラと結婚」でブラームスがオペラと結婚を同等と考えていたと述べた。
オペラの作曲と結婚が同等とは、さすがにブラームスだ。私は結婚はしたが、オペラの作曲なんぞ到底無理だ。羨ましい。ところが羨ましがってばかりもいられない。7月30日の記事「名作オペラ」を思い出して欲しい。収載作品数ベスト10を一覧にした。この人たちはいわば、オペラ作曲の名人だ。ついでに奥様の名前をリストアップした。30歳そこそこで没したベルリーニだけ結婚の事実を確認出来ていない。おどろいたことに他は皆妻帯者である。
- ヴェルディ 17曲 マルガリータ
- モーツアルト 11曲 コンスタンツェ
- プッチーニ 10曲 エルヴィラ
- ドニゼッティ 7曲 ヴィルジニア
- ワーグナー 7曲 ミンナ、コジマ
- Rシュトラウス 6曲 パウリーネ
- ロッシーニ 4曲 イザベラ
- ベルリーニ 4曲 未確認
- JシュトラウスⅡ世 3曲 イエッティ、アンジェリカ、アデーレ
- ヤナーチェク 3曲 ズデンカ
そういえばドヴォルザークもビゼーも結婚している。ベートーヴェンは独身なのにがんばったと誉めてあげたい。
これを見るとブラームスがついぞオペラを書くことが無かったのは結婚しなかったせいかもと勘繰りたくなる。クララは無理でも、アガーテあたりと結婚していたら、名作オペラがすんなり書けていたかもしれない。
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