ツルゲーネフ
1818年生まれのロシアの文豪。代表作「初恋」は1833年夏のモスクワが舞台である。
彼は欧州とロシアを頻繁に行き来した。1864年夏、セレブの集まる避暑地バーデンバーデンで過ごした。ここで彼はブラームスと面識を持った。
何とツルゲーネフはブラームスにオペラの素材を提供しようとしたらしい。ブラームスはこの申し出に心を動かされたが最終的には、やはりオペラ化を断念した。
ブラームスがオペラの台本を熱心に探しているという話は、親しい知人の間では、有名だったようだ。だから腕に覚えのある文筆家は、我こそはと素材を提供したということらしい。
そりゃあブラームスにオペラを書かせることが出来たら、芸術史上の偉業に違いない。
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コメント
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<ひふみ様
おお。ツルゲーネフはブラームステイストでしたか!
「ツルゲーネフの辞書」が無理なら、せめてカテゴリー「ツルゲーネフ」でも立てねばなりませんね。
投稿: アルトのパパ | 2009年8月28日 (金) 06時22分
ツルゲーネフの「初恋」は少女時代の私の愛読書のひとつでした。
私が読んでいた文庫本では「はつ恋」という表記でしたが、これもお気に入りでした。
そうですか、ツルゲーネフがブラームスに・・・
ロシア文学の作家の中では、ブラームスの感性に最も近い人かも知れませんね。
投稿: ひふみ | 2009年8月27日 (木) 23時58分