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2009年9月30日 (水)

ある方程式

以前にも話題にした茂木大輔先生のご著書「音大進学・就職塾」で、有名作曲家の代表作品について、曲中に出現する見せ場が、管楽器&コントラバスの立場から手際よく列挙されている。ブラームスについての記述が愛情溢れるもので思わず即買いしたと述べた。

当然のことながら、ドヴォルザークにも言及がある。ドヴォルザークと標記するのは古いという耳の痛い指摘は思い切りスルーだ。交響曲第8番と9番それにチェロ協奏曲が取り上げられている。ブラームス同様の愛情ある記述だ。

注目すべきはドヴォルザークの位置付けだ。「ブラームスとワーグナーを足してスラブで味付けた」と表現なさっている。「味付け」がかけ算なのか自信はないが、

ドヴォルザーク=(ブラームス+ワーグナー)スラブ

ということか。この方程式が成り立つならばドヴォルザークをスラブで割って、そこからブラームスを引けばワーグナーが求められるのだが、そのためには「スラブ」とはなんぞやも問題になってくる。

ワーグナーやスラブについても勉強しなければいけない。

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