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2009年9月16日 (水)

ドボ8

ドヴォルザークの交響曲第8番ト長調のことを指す。「ドヴォ8」では気分が出ない。断じて「ドボ8」だ。江戸っ子なら「ドボハチ」ではなく「ドボッパチ」と発音してみたい。とある高等学校オケの演奏会に次女とでかけて聴いたことは記憶に新しい。次女の初交響曲だ。

一方私が1978年入学と同時に飛び込んだ大学オケは、6月の定期演奏会に備えてこの曲に真正面から取り組んでいた。私自身はヴィオラの初心者だったからステージに立つことは無かったが、弦楽器の経験者であれば1年生でも出演できた。

先輩たちが演奏する曲の魅力にたちまち引き込まれた。特に第3楽章がお気に入りだったが、どの楽章も魅力的な旋律に満ちていた。ベートーヴェン一筋の高校生だった私にはとても新鮮だった。この曲が私のオケデビューだったら、今のようなブラームス愛好家になっていたか微妙だ。ブラームスの4曲を別格とすれば一番好きな交響曲の第一候補である。

1889年の完成だからブラームスの4曲より後だ。

この作品についてはホイベルガーによりブラームス自身の言葉が証言されている。音楽之友社刊行の「ブラームス回想録集」第2巻75ページだ。そのまま引用する。

「断片やオマケみたいなものが渦を巻いている。全体的には見事で音楽的にも魅力的で美しいけれども、骨子が無いンだよ。特に第1楽章には当然あるべきものがない。でも魅力的な音楽家だ。ドヴォルザークは細かな思い付きをいちいち相手にするのではなく、もっと大きな流れをつかむべきなんだろう」

これはきっと誉め言葉だ。次から次へと惜しげもなく使われる美しい旋律への嫉妬を含んでいるかもしれない。悪く言えば「キレイな旋律を手際よく繋いだだけ」といいたいところを言葉を選んだ感じがする。構成的に弱いと感じる部分を「骨子がない」と形容したと見る。この曲のどこが「構成的に弱い」のか突っ込みを入れたい気もする。

提示部繰り返しのフェイク、緩徐楽章における独奏ヴァイオリンの採用、8分の3拍子の舞曲楽章、終楽章での変奏曲の採用など、ブラームスからの影響を想像したくなるが、充分に独創的だと思う。

お気づきの方も多いと思うが、既に私の思考回路には「ドヴォルザーク補正」がかかっている。

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