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2009年11月 6日 (金)

ノヴェロ社

ノヴェロ社とはロンドンの楽譜出版社である。ドヴォルザークの話を拾い集めていると、必ず出くわす名前だ。第8交響曲が「イギリス」の名で呼ばれることを説明する文章に現われることが多い。1890年ジムロック社が第8交響曲の原稿買い取り価格として1000マルクを提示したことがドヴォルザークの逆鱗に触れ、契約を無視してノヴェロ社から出版したという有名なエピソードがある。

ここで大きな疑問がある。このとき第8交響曲の版権を獲得したノヴェロ社は、いったいいくらを提示していたのだろう。

この答えがなかなか見つからないのだ。

この探し物をしているうちに別のお宝情報を発見した。

1876年7月ノヴェロ社はブラームスに宛ててオラトリオの作曲をオファーしている。これはメンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」を念頭においた依頼で、報酬はなんと15000マルクだ。この金額とこの時期は微妙である。

1876年11月に初演され翌年にジムロックから出版されることになるブラームスの第一交響曲の報酬とピタリと一致するのだ。「エリア」は演奏時間にしてドイツレクイエムの2倍を必要とする超大作だから、比較にはなお慎重を期さねばならないが、ブラームスに対する評価の高さをうかがわせるには十分だ。第8交響曲の提示額がますます知りたくなってきた。

ヴォージョレーヌーボーはフランス産のワイン。その年に出来たものをいただくというコンセプトが初物好きの日本人の心を捉えている。緯度がもう少し南のイタリアでは、この解禁日はやや早まる。今年は今日である。イタリア産の新酒のことをノヴェロという。ノヴェロ社と関係があるのだろうかと、おバカなオチをかましておく。

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コメント

<フンメル様

おお、それはそれは。

ドヴォルザークの時代には、ノヴェロ社の社長はヘンリー・リトルトンという人で、ドヴォルザークも訪英の際は、自宅に招かれていました。

ノヴェロが人名だとは気付きませんでした。

そういえばノヴェロ夫妻は「モーツァルト参例」の本も出してましたね。息子のクサーヴァーやコンスタンツェにも実際に合って、モーツァルトを知る生き証人たちの旅日記を出版しています。

僕も持っていますが、どこに行ったのか?

<魔女見習い様

はい。解禁は間違いなく本日でしたが、残念ながらまだ賞味してはいません。

今日はノヴェロの解禁日だったのですね!
第8交響曲の提示額がとても気になります。
ドヴォルザークの伝記本を、私も読みたくなってきました。

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