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2009年12月17日 (木)

フモレスケ

「Humoresky」と綴られるチェコ語だ。ドヴォルザークの作品としては「8つのフモレスケ」op108が名高い。1894年に出版されたピアノ小品集だ。どうもジムロック社は、「ドヴォルザークと言えば小品」という刷り込みがあったらしく、小品の作曲ばかりをしきりに催促した。辟易しながらも、定期的にその要求に応えていたというのもドヴォルザークらしい。米国生活を中断して1894年の夏を過ごしたヴィソカーで作曲された。ドヴォルザーク生前に出版された中では最後のピアノ独奏曲だ。

1894年と言えばブラームスの晩年のピアノ小品は既に世に出ていた。当時のブラームスを象徴するのが「インテルメッツォ」だとすれば、この「フモレスケ」はドヴォルザークを象徴しているとも言える。突き詰めない性格の、メロディアスな小品。5音音階、特徴あるシンコペーションなどブラームスとは地味に一線を画す。

「8つのフモレスケ」のCDを入手した。このうちの7番変ト長調こそが、かの名高い「ユーモレスク」そのものである。クライスラーの編曲を始め、さまざまな編成で耳にすることは多いし、ト長調あたりに移調されていることも珍しくない。娘のレッスンでも取り組んだことがある。

原曲を改まってしみじみと聴いたことが無かった。

有名過ぎる7番以外の7曲も、とても素晴らしい。4番ヘ長調は、ほんのりジャズのテイストで物憂い午後の感じがする。5番イ短調は、深刻気味に始まるが10小節目から長調へとそれて行く。そのそれ方がつくづく可憐。これに8番を加えた3曲が特に気に入った。名高い7番と遜色がない。初めて聴くのに、どこかで聴いたような感じがする。思いついたモン勝ちの旋律が、出し惜しみされることなく披露される。「遠き山に陽は落ちて」や「アメリカ四重奏」が偶然の産物ではないことが解る。

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