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2010年1月16日 (土)

ピアノ協奏曲第3番

ブラームスはピアノ協奏曲を2つ残した。だから今日のタイトルは変だ。しかしト短調ピアノ四重奏曲のシェーンベルク編曲版が「交響曲第5番」と言われていたり、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の独奏をピアノに差し替えた演奏が「ピアノ協奏曲第6番」と呼ばれていたり、奇妙な前例には事欠かない。何よりもブラームスの交響曲第1番はベートーヴェンの「第十」などと称されている。

だから察しのいい人々にはオチが読まれている。

ブラームスのヴァイオリン協奏曲の独奏ヴァイオリンを、独奏ピアノに差し替えたバージョンのCDを購入してしまった。管弦楽をピアノに差し替えたのでは有り難みが薄いが、ソロをピアノに差し替えたとあっては、お宝度はかなりのものだ。これを買わずに踏みとどまるようなこらえ性は持ち合わせていない。独奏はデヤン・ラディックというクロアチアのピアニストだ。独奏者自らの編曲である。ピアノ版用にカンデンツァも書き下ろしている。昨年10月の世界初演のライブ録音だそうだ。

当たり前だが第1楽章と第2楽章冒頭の管弦楽の導入は、オリジナルのままだと思う。第1楽章90小節目の独奏の出には、ワクワクさせられた。オリジナルを忠実にトレースしている感じ。348小節目から380小節目までがヤマで、このあたりのみかなり感じが違う。もちろん見せ場はカデンツァだ。

オリジナルの管弦楽がガッシリと緻密に書かれているから、独奏ピアノだけを律儀に転写すれば様になってしまう。違和感があるとすればカデンツァ明けの薄靄が、ピアノだとくっきりし過ぎてしまうことで、第1楽章結末に向かう高揚感が削がれる点くらいだ。

キーワードを申すなら「大真面目」だ。どうせ編曲物といういじけた感じはまるでない。照れ笑いも一切封じて天下の大曲に真正面から挑む感じ。ピアノ協奏曲としての難易度もかなりのモンなのだと思う。

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コメント

<yoshimi様

第2楽章再現部、オーボエを6連符のオクターブで縫い取るところなんか、はまりまくってませんか。
楽譜見たいですね。オクターブをうまく使ってる気がしてます。

こんにちは。ラツィックの編曲と彼の奏法とが相まって、素晴らしい出来上がりのピアノ協奏曲で、すっかりはまってしまいました。
管弦楽パートは変更せずにヴァイオリンの旋律をベースに編曲しているので、どうしても高音域で弾く部分が多くなるように思いますが、第1楽章と第3楽章で低音部が厚いところは、ブラームスらしい重みのある感じがします。
カデンツァはソロなので、低音域の和音移動も多く使って、モチーフを次々と織り込んでいくところは鮮やかでした。
ラツィックのピアノは、カップリングされている独奏曲でも、陰影がやや薄く華やかな雰囲気になるので、このコンチェルトも優美でロマンティックな感じの演奏でした。別のピアニストが弾けば、また違った雰囲気の曲になるかもしれません。
できれば楽譜を入手したいですね。

<しん様

いらっしゃいませ。
オリジナルのヴァイオリン版との比較は私の手にも耳にも余りますが、好きです。素晴らしいですね。
ヴィオラ弾きの端くれとしては、第1楽章353小節目からの三連符が聞こえないのが残念です。

こんにちは
この協奏曲を聞きました。ヴァイオリン協奏曲より
こちらのほうが聞きやすく美しいと思うのは、私だけでしょうか?
ピアノの旋律が実にマッチいているように感じます。
ただヴァイオリンの編曲なのでピアノの技法という面でおとなしく単一音的な単調なあたりも見受けられると思います。カデンツァは実にすばらしい。
第2楽章は、ヴァイオリンよりピアノの方がマッチしている感じがします。
この曲が大変好きになりました。

<mayoneko様

それはそれはおめでとうございます。

少々華麗過ぎるのが、ブラームスっぽくないとも言えますが、私は気に入りました。

遅ればせながら買いました♪

<mayoneko様

はい。おかげさまで金曜日にゲットです。もう7回聴きました。極楽極楽。

こんにちは

2月発売だと思っていたのに、もう入手されたんですか??
うう、早く聴きたい。。。

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