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2010年1月21日 (木)

哲学博士

長く接しているのに、ちっともわからない言葉ランキングがあれば上位進出間違い無しの言葉が「哲学」だ。脳内で繰り広げられる一定の精神作業を指すと思われるが、お手上げだ。

大学祝典序曲は、ブレスラウ大学から授与された哲学博士号への返礼だ。ケンブリッジ大学がブラームスに授与したのが音楽学博士号だったことと対照的だ。ケンブリッジ大学は、ドヴォルザークにも音楽学博士号を贈っているからちゃんと整合性が取れている。

一方ドヴォルザークは1891年にプラハのカレル大学から哲学博士号を授与されている。ここでも哲学博士だった。授与した大学こそ違うもののブラームスもドヴォルザークも哲学博士だということになる。

わかるような気がする。

単に音楽学あるいは作曲学とせずに哲学とした大学の気持ちがである。規模の上では大小さまざまの魅力的な作品を、頻度高く生み出す能力は、一般人から見れば神秘的でさえある。高度な精神作業としての作曲が哲学に擬されたとしても不思議ではない。仕組みの判らなさという点で、作曲は哲学に匹敵すると思う。ブラームスやドヴォルザークの音楽がロジカルな整合性に貫かれていることも大きく寄与していると感じる。

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