地味に似ている
2月20日の記事「管楽セレナーデ弦楽合奏版」で、ドヴォルザークの管楽セレナーデを弦楽合奏用に編曲したCDを入手したと書いた。のめり込んで聴いている。
弦楽器で弾かれるまで気付かなかった発見がある。第3楽章の末尾も近い91小節からのクラリネットがどこかで聴いた感じなのだ。99小節目のホルンも同様だ。思い出すまで時間がかかったが、このほど判った。ブラームスの弦楽五重奏曲第2番ト長調op111の第2楽章冒頭、ヴィオラによる主題にそっくりだ。
オリジナルの管楽器で聴いている時は気にも留めなかったが、弦楽器で演奏されてみるとそっくりだ。作曲年代で明らかなのは伝播の向き。もし伝播があったとすればドヴォルザーク発ブラームス行きだ。
これもまた瞬間芸。
« 管楽セレナーデ弦楽合奏版 | トップページ | マルチリンガル »
コメント