ジトナー通り10番地
1877年秋、ドヴォルザーク夫妻は新婚時代から住んだナ・リプニーチク街のアパートから引越しした。幼くして亡くなった3人の子供の想い出が残る家を離れ心機一転の気持ちもあったに違いない。
転居先の住所が本日のお題「ジトナー通り10番地」だ。
その後ドヴォルザークは没するまでプラハにおける本拠地をこの地に定めた。ブラームスがジムロックに宛てて、ドヴォルザークを紹介する手紙を書いた時に記されていたのがこの住所である。
チャイコフスキーやグリーク、ヤナーチェクといった面々がこのアパートにドヴォルザークを訪ねている他、おそらくブラームスも1880年に足を運んでいる。
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