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2010年3月25日 (木)

舞曲楽章の掟

昨日の記事「舞曲メーカー」でドヴォルザークの交響曲の第3楽章だけを抜き出してiPodで聴いていると書いた。程なく気付くのだが、ドヴォルザークの交響曲の第3楽章は、みな先頭楽章と同じ調になっている。例外は6番と8番で、どちらも第1楽章の同主短調になっている。どうやらこれは、古典派にあってのお約束らしい。ベートーヴェンだって7番を除いて皆、これを守っている。

ところが、ロマン派になるとこれを守らぬ輩が増殖する。シューマンは2番と4番だけ守っている。ブラームスはと見ると、意外と大胆で4曲全部守れていない。

  • 1番ハ短調→変イ長調
  • 2番ニ長調→ト長調
  • 3番ヘ長調→ハ短調
  • 4番ホ短調→ハ長調

そもそも楽曲の形式を見れば、舞曲楽章と呼ぶのさえはばかられる。実質的に「管弦楽のためのインテルメッツォ」に等しい位置付けた。ブラームスは表向きカッチリとソナタ形式にとどまりながら、内側から解体している感じがする。

交響曲に関して申せば、ドヴォルザークは意外と律儀である。

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コメント

<Juri様

この周辺には記事のネタが豊富に埋蔵されていて、退屈しません。

ブラームスの場合はベートーベンと同じドイツ音楽の中でのことですし、同じく交響曲のことですから、何かと先輩と比べてひねりが必要だったのでしょう(人によっては「発展」とも呼ぶ)。

ドボさんの場合はチェコねたでやってますから。。素材だけ換えて別の場所でベートーベンしてるって感じがします。だからあんなにのびのびとしてるんだろうな。。

もっともブラームスだって、自作の中でのことですけど、室内楽の場合は、同じネタで楽器や楽器の組み合わせを変えて次々量産してますわね。。

おなじ場所でなら、先やったモンが勝ち!!
場所を変えたらまた一からできるような。。。

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