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2010年3月27日 (土)

聖書の歌

作品番号99を背負ったドヴォルザーク最後の歌曲集。聖書のチェコ語訳に題材を求めた10曲が収められている。ドヴォルザークが残した約100曲の独唱歌曲のフィナーレだ。

最後の歌曲が、聖書に題材を求めたテキストになっていると聞けば、大抵のブラームス好きの脳味噌にはアドレナリンが走る。「4つの厳粛な歌」op121を思い出さぬ者はおるまい。みな同じと見えてCDでもしばしばカップリングされる。ドイツの大歌手、ディートリッヒ・フィッシャーディースカウによる独訳版も名高い。というより私はそれしか持っていない。チェコ語では何やら響いてこない感じだ。

ドヴォルザークの心境を思い遣る。完成の前年以降チャイコフスキー、グノー、ハンス・フォン・ビューローが相次いでこの世を去った。ドヴォルザーク自身の父親の体調がすぐれぬ中で、構想を練った。もともと敬虔な信仰の持ち主であったドヴォルザークの気持ちが聖書に向いてゆくのは自然なことだと感じる。

ブラームスの「4つの厳粛な歌」程は、「死」が前面に打ち出されてはいない。ピアノ伴奏が一段とシンプルだ。とりわけのお気に入りは、ホ長調の4曲目「主は私の牧者」と6曲目「神よ私の叫びを聞いてください」ト長調、それから7曲目「バビロンの川のほとりで」ホ短調だ。ホ短調とホ長調の対比が、地味に雄弁だ。ブラームスの「4つの厳粛な歌」の3曲目「おお死よ、何と辛いことか」を思い出さずにはいられないが、肝に銘じておかねばならないことが一つある。「聖書の歌」の完成は1894年3月27日だ。驚いてはならない。ブラームスの「4つの厳粛な歌」より完成が早い。真似したとすればブラームスなのだ。

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コメント

<Juri様

そうなんですよ。
こういうことが結構多くて、飽きません。

> 「聖書の歌」の完成は1894年3月27日だ。
> 驚いてはならない。
> ブラームスの「4つの厳粛な歌」より完成が早い。

まったく知りませんでした。てっきり作曲家の年齢順に作られたとばかり思っておりました。

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