スメタナ
ドヴォルザーク、ブラームス双方の伝記でしばしば言及されるジムロックについては既に、バカにならない数の記事を公開してきた。一方ブラームスの伝記においては、顧みられることはほぼ皆無ながら、ドヴォルザークの伝記においては最重要な位置付けにいるのがベドルジハ・スメタナ(1824-1884)だ。
チェコ国民学派の開祖と位置付けられており、母国チェコでは人気の上でドヴォルザークを凌ぐとも言われている。
ドヴォルザークは1864年から1871年までプラハの仮国民劇場オーケストラにヴィオラ奏者として所属していた。2年遅れてスメタナが指揮者として着任し薫陶を受けた。ドヴォルザークより16歳も年長で、何よりもオペラの分野で傑作を残した。さらに「わが生涯」と通称される弦楽四重奏の非公開初演でドヴォルザークがヴィオラを受け持っている。逆にドヴォルザークの作品のいくつかがスメタナ指揮で初演されている。
1884年5月12日スメタナ没。これによりチェコ国民楽派の第一人者は、ドヴォルザークに移ってゆく。
<てぃんぱにゃー様
お役に立てたとすれば光栄です。
ブログ「ブラームスの辞書」は、ささやかな偶然を軽視しないことをモットーにしております(きっぱり)
投稿: アルトのパパ | 2010年5月17日 (月) 21時13分
遅コメで申し訳ないですが…
5/12日は友人の誕生日なんです。
で、その日がスメタナの命日だったか誕生日だったか(中学の音楽の教科書に書いてました)曖昧な記憶だったところにこの記事だったのでちょっと嬉しかったです(笑)
それだけでした^_^;
投稿: てぃんぱにゃー | 2010年5月17日 (月) 07時19分