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2010年6月21日 (月)

ヘ短調の接点

ドヴォルザークのピアノ三重奏曲と言えば「ドゥムキー」の通称で知られる4番ホ短調が名高い。評判通りの傑作なのだが、いかんせん私は天邪鬼だ。ひとつ前の3番へ短調の方が好きだと今は断言できる。

  • 第1楽章 ヘ短調
  • 第2楽章 嬰ハ短調 第1楽章の長3度下だ。
  • 第3楽章 変イ長調
  • 第4楽章 ヘ短調

こうしたオタクな調性配列が嬉しい。舞曲楽章が第1楽章の調になっていない。

第2楽章スケルツォの意表をついたリズムや、毎度毎度の可憐な緩徐楽章はもちろんなのだが、私のお気に入りの原因は何と言っても第1楽章にある。初めて聴いた時の直感はブラームスとの類似だった。

4分音符1個をアウフタクトに押しやった4分の4拍子、ヘ短調の主題がヴァイオリンとチェロのユニゾンで歌われて粛々と立ち上がる。この点ブラームスのピア五重奏曲op34と瓜二つだ。「Allegro ma non troppo」という指定まで一致する。

さらに、この曲ヘ短調でありながら、どうも嬰ハ短調に傾斜しがちである。第2楽章が嬰ハ短調になっている他にも、第1楽章と第4楽章の中に嬰ハ短調が現れる。この傾向はブラームスのピアノ五重奏曲にも観察される。全体がヘ短調の枠組みの中、第1楽章33小節目や第4楽章343小節目でシャープ4個の嬰ハ短調に転じる。調性の設計という点で、同じ方向性を感じてしまう。

「ドゥムキー」や「アメリカ四重奏」に劣らぬ傑作だと思う。

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