ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« アメリカ | トップページ | 鬼門 »

2010年7月 5日 (月)

Lento

アメリカ四重奏曲の中で、とりわけ気に入っているのは第2楽章だ。ニ短調8分の6拍子で歌われるエレジー。ドヴォルザーク緩徐楽章の最高峰だと思っている。

その楽章冒頭の発想記号こそが、本日のお題「Lento」だ。ちょっとしたサプライズを形成する。ソナタの緩徐楽章が「Lento」になっているというのは珍しい。少なくともブラームスには例が無い。ベートーヴェンには一箇所、弦楽四重奏曲第16番ヘ長調の第3楽章「Lento assai, cantabile e tranquillo」だけだっと思う。

試験に出たら「ゆっくりと」と書けば罰点をくらうことはないが、「Adagio」との違いを50文字以内で述べよとでも問われたら、難易度が半端でなく高まる。ブラームスはソナタの緩徐楽章においては「Lento」を用いていない。おそらく区別していたと感じる。

ドヴォルザークは無視し得ぬ数の「Lento」を使っているが、ソナタの緩徐楽章では、おそらくこのアメリカ四重奏と最後の弦楽四重奏曲第14番変イ長調のみだ。

何だか味わいが深い。

« アメリカ | トップページ | 鬼門 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Lento:

« アメリカ | トップページ | 鬼門 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ