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2010年7月 1日 (木)

弦楽器奏者ドヴォルザーク

ドヴォルザークの伝記を読むと、彼がいろいろな楽器を演奏出来たことが判る。ピアノ、オルガン、ヴァイオリン、ヴィオラだ。少なくともこれらの楽器は人前で演奏したことが確実だ。

ブラームスのピアノの腕前は、実際に演奏を聴いた人々の証言が数多く残っている。少年時代から周囲を驚かせてきたし、ピアノ協奏曲2曲を始め自作は自分で演奏出来た。それだけを考えても相当なモンだと推定出来る。一方で、リスト、タウジヒ、ダルベール、タールベルク、クララなど当代一級のヴィルトゥオーゾと比べるとテクニック面で後塵を拝したとも伝えられている。50代に入ると自作以外は人前で弾かなかったから、問題が表面化しなかったとも言われている。1870年代中盤40代の時でさえウィーンでは、「優秀な作曲家だが凡庸なピアニストで指揮者としてはその中間」などと評されていた。

当然の疑問がある。

ドヴォルザークはどうなっているのだろう。ピアノで申せばコンチェルトは無理でも室内楽なら大抵弾けるレベルだったらしい。ピアノ入り室内楽の初演はしばしば自分でピアノを弾いている。

少年時代から親しんだという意味ではドヴォルザークの本拠地は弦楽器である。最初に習ったのはヴァイオリンで、のちにヴィオラに転向した。アメリカ四重奏曲の私的な初演では、第1ヴァイオリンを弾いたし、スメタナの弦楽四重奏「我が生涯」の私的初演でも、ヴィオラを弾いた。コンチェルトは無理ながら室内楽なら、ほぼ弾きこなしたと思っていい。

ヨアヒム、クライスラー、サラサーテという巨匠たちの後塵を拝していたことは確実だが、気にすることはない。作曲では誰の後塵も拝していない。

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