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2010年7月28日 (水)

ドヴォルザークのオペラ

思えば「謝恩クイズ」の結果発表がちょうど1年前だった。

ドヴォルザークのオペラが何曲あるか即答出来る人は多くないと思う。答えは11だ。

  1. アルフレート 
  2. 王と炭焼き 初稿
  3. 王と炭焼き 2稿
  4. 頑固者たち
  5. ヴァンダ
  6. いたずら百姓
  7. ディミトリー
  8. ジャコバン党員
  9. 悪魔とカーチャ
  10. ルサルカ
  11. アルミダ

以上だ。「王と炭焼き」は、同じ脚本に2度曲を付けたというオペラ史上希な偉業だ。これを2と数えて合計11だ。一番有名なのが「ルサルカ」だと思われる。私は恥ずかしながらルサルカだけしか聴いたことが無い。しかもハイライトだ。作品解説のスタンダード、音楽之友社刊行の作曲家別名曲解説ライブラリー「ドヴォルザーク」においても全曲が解説されていない。「悪魔とカーチャ」と「ルサルカ」だけが解説され、あとは概論だけだ。

このリストを見るだけでドヴォルザークの苦難が偲ばれる。偉大なオペラを残したいという狂おしい思いが感じられる。ワーグナー路線あり、ナンバーオペラありの試行錯誤の跡が伺える。

そしてドヴォルザーク自身を引き裂いた大きな矛盾がある。ドヴォルザークが目指したのは、チェコ民族の思いを音楽で代弁することだ。このことがオペラという分野における世界的な名声の獲得と、避け難い矛盾を引き起こす。オペラという分野にはテキストが必要だ。チェコ民族の自立と誇りを旗印に作曲をする限り、テキストの言語はチェコ語でなければならない。イタリア語はともかくドイツ語は、政治的な論争のタネになりかねない。けれども音楽的な価値がどれほど高かろうと、それがチェコ語のテキストを持ち、プラハでばかり演じられている限り、国際的名声には繋がりにくい。

交響曲や室内楽にはテキストがない。オペラでは避け得ない矛盾を迂回することが簡単に出来てしまう。オペラを欲したことに関してはブラームスも同じだが、言語を巡るこうした矛盾は、ブラームスでは起き得ない。

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