野球とサッカー
実のところ昨日の記事「オペラと交響曲」は、本日のこの記事の前置きだった。
サッカーのワールドカップと野球のWBCの両方を制覇する最初の国はどこだろう。
サッカーのワールドカップの優勝経験国はわずか8カ国。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイの南米3カ国に、ドイツ、イタリア、イングランド、フランスそしてスペインの5カ国で計8つである。ここまで申せば私の言いたいことは察しがつくだろう。野球とサッカーで世界一になるのは相当難しいのだ。サッカーワールドカップで優勝するような国は野球が盛んではないのだ。
となると野球&サッカーの2冠は現段階でサッカー優勝経験が無い国から出る可能性が高い。以下可能性を考える。
<メキシコ>サッカーも野球もそこそこ強い。サッカーワールドカップがアメリカ大陸で開催されるといいところまで行く。野球はご存知の通りアメリカさえ脅かす存在だ。第一回WBCでは、米国に勝利して日本をアシストした。
<アメリカ>意外とサッカーが強い。「野球のほうが心配だ」というのがジョークに聞こえない。
<韓国>サッカーでベスト4、野球で準優勝の経験がある。実績から申せば筆頭格だ。
他にはまずオーストラリアだ。簡単ではないがあり得る。次いでパナマ、ニカラグア、ホンジュラスなどの中米勢、野球で南米最強のベネズエラなどが思い浮かぶ。意外な大穴は中国かもしれぬ。今のところサッカーでも野球でも国際大会における目立った成績は無いが、オリンピックでのメダルの荒稼ぎを見ていると潜在力は高いと感じる。カナダあたりよりは現実味があると感じる。
そして日本だ。現WBCチャンピョンで、野球では2連覇中だ。次のWBCが2013年だということを考えると、2010年サッカーワールドカップ南アフリカ大会で達成の可能性があったのは日本だけだった。惜しい。
ブラームスの母国ドイツは西ドイツ時代を含めればサッカーなら優勝3回の強豪だ。しかし野球は絶望だ。ドイツが野球で優勝する可能性よりは、日本がサッカーで優勝する可能性の方が高いと信じて止まない。
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