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2010年10月24日 (日)

ワインのコレクション

ヴィンテージものの高級ワインはオークションで高値で落札されることも多い。飲用はもちろんだが、それがコレクションの対象になっているからだ。大切な客人をとっておきのワインでもてなすのは最高のステイタスでさえある。まさにそのためにコレクションをしている向きは多い。一方ワインの品質は抜きにして何らかの記念のために集めるという人たちもいる。飲み物というよりも骨董品である

骨董品としての価値は別として、あくまでも飲み物として見た場合、一般に不出来の年のワインほど早く飲まれるという傾向があるようだ。良い品質のワインは時間の経過により味わいが深まるからだと説明されている。良い品質のワインは上手に保存すれば20~30年は飲用に耐えるらしいし、本当に完璧な状態で保存できれば50年100年という保存にも耐えるという。自分の還暦を誕生年のヴィンテージで祝うという贅沢も十分現実味がある。

となるとビルロート未亡人が1897年にブラームスをもてなした時、もっとも近い優良年1893年物だったかどうか怪しくなる。当時のしきたりによれば「カビネット」は、それ相応のレベル以上のワインにしか名乗れなかったから、「シュタインベルクのカビネット」を5年待たずに飲んでは台無しという訳だ。20年でやっと飲み頃という向きもある。一つ前の優良年1869年物だったとしてもさしたる驚きは無い。1880年のアイスワインという可能性もある。

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