ナポレオン高地
昨日の記事「論功行賞」で、シュロス・ヨハニスベルクにナポレオンが駐屯したと書いた。近隣にそうした痕跡が残っていないかと思い、いろいろ調べていたが思わぬネタにたどり着いた。
ドイツワインの心臓部たるラインガウの付近で、ライン川は約30kmにわたってほぼ東西に横たわる。これが川に面した南向きの斜面を形成することとなる。まさにそ中央にシュロス・ヨハニスベルクが存在する。
そのシュロス・ヨハニスベルクから南南東におよそ15km。ナポレオン高地という地名を発見した。ライン川の南側、ワイン産地で申せばラインヘッセンの中央だ。「Napoleonshohe」(oはウムラウト)と綴られる。巻末の索引には収載されていないが標高270mの高台だ。
ナポレオンがこの高台に立って対岸を眺めて、「朕はあの場所に行きたい」とでも側近に語っていたかどうかは知らぬが、少なくともナポレオンと無関係にこうした地名が発生するハズは無い。
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