ヨハニスベルガー
10月10日の記事「2山5城」をもう一度よく見る。2かける5で10だから「2010年10月10日」の記事にしたという小細工はさておき、ビルロート未亡人がブラームスをもてなしたシュタインベルガーと並んで「2山」を形成しているのが「ヨハニスベルガー」だ。「Johannisberger」と綴る。
惜しい。ブラームスの名前ヨハネスと似ている。ヨハネスではなくてヨハニスだ。意味は「ヨハネの山」だ。周知の通り「ヨハネス」は「ヨハネ」のラテン語形だから両者の語源は一致する。一応「2山」の片方の当事者なのだが、厳密には「シュロス・ヨハニスベルガー」だ。ヨハニスベルガーにも館があったのだ。場所はライン川中流のヴィースバーデンの西南西約20kmのライン北岸だ。ドイツワインの大産地ラインガウの心臓部に位置する。
ビルロート未亡人が「ヨハニスベルガー」でブラームスをもてなしていたら、ブログ「ブラームスの辞書」的にはピッタリの展開だったのだが残念だ。
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