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2010年11月 9日 (火)

ドクトル

モーゼル川中流の大産地ベルンカステルに「Doctor」(医者)という畑がある。14世紀のことだ。トーリア大司教ベームント2世がこの地ランズフート城で病に倒れ、医者に匙を投げられた。万事休するかという時に近隣のブドウ園から献上されたワインを飲んだところ奇跡的に回復した。喜んだ大司教はこのブドウ園に「Doctor」の名を献じて感謝の意を顕した。

20世紀に入ってモーゼル初のトロッケンベーレンアウスレーゼ(≒貴腐ワイン)が作られたのもこのブドウ園だ。

ブラームスの伝記に現われるワインはラインガウばかりだ。緑のボトルでおなじみのモーゼルは今でこそラインガウと比肩する位置にあるのだが、19世紀の時点ではまだブレーク前だったから、ブラームスの伝記にはもっぱらラインワインばかりが言及される。

そう10月13日の記事「小さな満足」で念願のワインを入手したと騒いだ理由が本日の記事でほぼ明らかになる。有名なエピソード付きの超一級畑のワイン、しかも最上ヴィンテージ1990年物が手に入ったということだ。

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