収穫の時期
本日はイタリア産新酒ノヴェッロの解禁日だ。今年採れたブドウで仕込んだワインを今日から飲んでもよいということだ。フランス産ボジョレーヌーヴォーの解禁日はさらに遅くて今年で申せば11月18日だ。
昨今話題のドイツワインはさらに遅いらしい。何せ高緯度である上に、晩熟で名高いリースリクの作付けが多い。それらを遅摘みにしてとなるとさらに遅れる。イタリア産やフランス産が解禁される11月には、まだ収穫前ということもあり得る。ましてや貴腐ワイン、アイスワインともなれば収穫が年越しということだってあるらしい。
まだある。天候に恵まれた年のワインはさっさと飲んではもったいないとする愛好家も多いから、解禁を待ってそそくさとというのも良し悪しだ。新酒が出来ると居酒屋の軒に木の枝が吊るされてそれを知らせるという習慣があるから、待ち構えている人も大勢いるのだとは思うが、カウントダウンイベントにはどうにもなじみにくい。
あくまで未確認だが、ドイツではカビネット以上の品質のワインの瓶詰め品が年明け前に売られることを禁止しているらしい。
私としては、クリスマスが正月くらいでちょうどいい。
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